
幾多の荒波を乗り越え、ついに辿り着いた結婚式当日。
だけど、式が始まっても主賓が現れない…。
そんな経験談を新郎様の友人、坂本さん(仮名)から体験談を投稿いただきましたので紹介します。
結婚式では、できるだけたくさんの人々に祝福されることこそ、最大の喜びかもしれません。
しかし、結婚式や披露宴で悩むことは招待者の選択です。
「あの人を呼びたい。この人にも来てもらいたい」
と望めばキリがなくなることでしょう。
特に主賓を選ぶには、かなり気を使うことだと思います。
もう数十年も前になるのですが、私の同僚であった友人の結婚式での出来事です。
彼の結婚式の時に誰を主賓で招待しようかと悩んでいました。
私も友人として彼の相談に乗っていたのですが、最終的には、職場の専務を呼ぶことになりました。
専務は強烈なキャラクターで、大勢の人の前で笑いを取ることができる人です。
ですが、酔いが回ると毒舌にもなってしまって失言もやらかす、面白くも悩ましいタイプの人でした。
そのために披露宴では、専務が暴走した時の「抑え役」として私が隣の席に座ることになったのです。
とは言うものの、当時の私は一介の社員で、役員である専務の「抑え役」が務まるか自信はありません。
しかし、仲のよかった友人のお願いとしては仕方ありませんので、引き受けました。
そして、いよいよ結婚式の当日。
結婚式が始まる直前なのに、主賓である専務がまだ来ていません。
「おかしいな。専務はまだ、来ないぞ。」
などと、私は他の同僚達とささやいていました。
そして結婚式がづつがなく終わり、披露宴に移行します。私は主賓席の隣に座りました。
披露宴が始まっても現れない、主賓の専務。
「何か事故に巻き込まれたのかな?」
と心配をした程です。
そのまま披露宴はおひらきとなったのですが、遂に専務の顔を見ることはありませんでした。
同僚も新郎も心配していたのですが、理由は単純でした。
専務は結婚式の日程を勘違いしていて、次の週の日曜日だと思ってしたのです。
さすがの専務も自分の失敗に気づいて青ざめたらしく、後に友人の両親や本人に平謝りしたということでした。
坂本さん、ありがとうございました。
披露宴では主賓のスピーチもあるし、新婦側の主賓はいるのに新郎側の主賓はいないという状況は、さぞ新郎新婦も焦らされたことでしょうね。
トラブルの原因が専務様の大失敗であることは確かです。
ただ、新郎新婦も主賓のようにスピーチをお願いしているゲストに対しては、前日に電話で挨拶しておくなどの最終確認をしておけば、このようなトラブルは防げたかもしれません。
かけがえのない自分たちの式だからこそ、自分たちの手で確認できることは確認して、万全を期しましょう。
そこで本日は、結婚式前日にしておくといい最終確認リストを考えてみたいと思います。
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挨拶と連絡をする相手
・主賓、友人代表などスピーチをお願いしている相手
・仲人、媒酌人など
・担当ウエディングプランナー
・両親
・当日のタクシーの手配先
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確認する物
・新郎の挨拶・謝辞の準備
・花嫁の手紙
・レンタル品は式場に届いているか
・持参物は揃っているか
― マリッジリング、エンゲージリング
― 引き出物、引き菓子、プチギフト
― 二次会の衣装、ハンカチ、ストッキングやバンプス等
― 料金支払いのためのお金
― お心付け、お車代の準備
― 御祝儀を保管するための袋など(あまり高額のお金はホテル等では預かりを断られる可能性もあります)
― その他の持ち込み物(ウエルカムボードや席次表、BGMのCDなど)
上記の項目を元に、あらかじめ自分たちでチェックリストを作成しておきましょう。
式前日は一日、このような確認作業で忙しいことでしょうね。
確認作業が終わったら、あとは式本番に備えてゆっくり休むだけです。
できるだけリラックスして、万全の体調で式本番に臨みましょうね。
<今日の一言>
式前日は最終確認!チェックリストを作成しておこう。
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