中止になっちゃった…彼との意見の食い違い

中止になっちゃった…彼との意見の食い違い

幸せな結婚式にたどり着くためには、いくつもの荒波を乗り越えなければなりません。
どのカップルも一度や二度は、彼と意見があわずに喧嘩になることは、結婚式準備のつきものと言ってもいいでしょう。

しかし、どうしてもそのトラブルを解決できず、結局結婚式を中止してしまった……。
そんな経験談を、新婦様の未来さん(仮名)から投稿していただきましたので、ご紹介させていただきます。


私たちはもともと、式や披露宴に興味がありませんでした。
しかしそれぞれの親族が式を望んでいたため、急遽式を執り行うことになりました。
そして、私の地元と彼の地元はかなり距離があるため、それぞれの地元で2回披露宴をやればいいという話に。

まず、彼の地元で、レストランウェディングが出来る場所を探しました。
遠方のため、実際に行くことは難しいので、インターネットで探したり、本屋さんで地方の結婚情報誌を取り寄せたりして、お店を見つけました。
担当の方とはメールでやり取りをして、準備をしていました。

招待客は親族のみの予定でした。
しかし、地方ということもあり、彼の親戚の数の多さには驚きました。

そしてお金の話になった時、彼がこんなことを言い出しました。

「親戚のみんなには、昔本当に世話になった。だから、ご祝儀はいっさい受け取るつもりはない。かかる費用は全てこっちで負担したい」

私はびっくりしてしまいました。
ご祝儀を受け取らず、全てを負担するって、どれだけかかると思ってる?
それを親戚は望んでいると思う?
何度も考え直すように説得しました。

しかし、彼の考えは全く変わりませんでした。
仕方なく私は、自分の父にこの話を相談しました。
当然、父は激怒。

「向こうの親戚の人たちだって、絶対にそんなことは望んでいないはずだ。
結婚することを祝福したいに決まっている。ご祝儀を包んであげたいと思うに決まっている。
親戚のおじさん、おばさんというのはそういうものだ。
それなのに、そういった相手方の気持ちを理解しようとせず、一方的に
『世話になったから全額出す』『祝儀はいっさい受け取らない』
というのはおかしいと思うし、相手にも失礼だ。

彼の考えが変わらないのなら、披露宴をやめた方がいい」

と、言われ、私もその通りだと思いました。
しかし、彼の考えは変わらず…。

結局、式はとりやめることになりました。
私たちは元々、式や披露宴をしたいと言うわけではなかったため、それ程のショックはなかったです。
でもそれまでメールで打ち合わせを重ねていただいていた担当者の方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

親戚の方からも、
「えっやらないの?どうして?」
と聞かれても
「いろいろと事情がありまして」
と歯切れの悪い回答しかできませんでした。

そんなトラブルもありましたが、もう10年以上も前の話です。
今ではその彼と、彼に良く似た息子と、仲良く楽しく暮らしています。


<今回のケーススタディ>

未来さん、ありがとうございました。

結局、結婚式を中止にしてしまったというのはほんとうに残念なことでしたね……。
結婚式をやりたいわけではなかったということですが、もし挙式できていればそれは一生の思い出になったことでしょう。

さて、問題となった結婚式の御祝儀は、地方によって金額の相場の差などはあります。
しかし、招待客の方々が祝福の気持ちを表すために送るものなのは全国共通です。
新郎・新婦の方から受け取らないというのは、
「逆に失礼にあたる」
という未来さんのお父様の意見が全面的に正しいと思います。

ただ、正しい意見であるというだけでは、人を説得することが出来るとは限りません。
本日は、未来さんのような問題が起きた時に、どのようにパートナーを説得するべきかを考えてみたいと思います。

  1. 問題を提示して、どうするべきかを一緒に考えてもらう
    未来さんの場合でいえば、
    「ご祝儀を受け取るべきだ」
    という結論だけを相手に提示してもなかなか納得してもらえません。
    相手に納得させるためには必要なプロセスは

    ​A.まず問題を認識してもらう
    B.どうするべきかを考えてもらう
    C.結論

    と言うふうに、上手に聞き手が誘導する必要があります。例えば、
    「あなたの親族から御祝儀を受け取らないなら、私の親族からも受け取ることは出来なくなるよね。片方からだけご祝儀を受け取らなかったら、後々の親戚づきあいで問題になるよ」
    「そして、2回の挙式・披露宴でこれだけの金額を私たちで負担しないといけなくなるよ」
    「これだけの金額、どうやって用意する?」

    と言った風に誘導し、
    「やはりご祝儀を受け取ろう」
    という結論に誘導すると説得がうまくいく場合が多いです。
    「全額用意する!」
    という望まない結論にたどり着かれては困るので、プランナーさんには高めの見積書を作成してもらうといいですね。
     

  2. こちらも譲歩の姿勢を見せる
    一方的に自分の望む結論だけを押し付けようとしても説得は上手く行きません。
    「あなたの意見も尊重しているよ」
    という姿勢を見せることで、2人で意見をぶつけあっているのではなく、一緒に問題に取り組んでいるという雰囲気を作ることができます。
    未来さんの例で言えば、
    「感謝の気持ちは、披露宴での料理や引き出物をランクアップすることで表してはどうかな?」
    と提案してみるといった具合です。
     
  3. 急ぎ過ぎず、相手の考えるペースに合わせる
    一回の説得で一気に結論までもっていこうとするよりも、相手によく考える時間を与えましょう。
    説得を試みる時間は短めにして、しかし繰り返し粘り強く話し合いをつづけることで、説得がうまくいく場合があります。
     
  4. 第三者に間に入ってもらう
    最後の手段としては、説得のクッションとして第三者に入ってもらいましょう。
    未来さんはご自身のお父様に相談したということですが、直接の説得は常にご自身で行っていたように見受けられます。
    問題の当事者ではない第三者からの意見を聞くと、
    「より客観的な意見」
    として聞こえるため、相手も納得しやすくなります。
    ここで説得をお願いすべき第三者の条件には、
    ・説得相手が信頼している
    ・問題となっている物事に詳しい
    ・こちらの意図をよく理解してくれる

    といったことが求められます。
    未来さんの例であれば、例えばご主人のご両親に説得をお願いすると上手く説得できたかもしれません。
    こういったことをお願いするには、日頃から人間関係を築いておくことも必要です。

以上パートナーを説得するための4つのテクニックを考えてみました。
 

何より大事なのは、パートナーと問題を共有し、2人でその解決にあたるという姿勢をつくることです。
相手は意見を戦わせる相手ではなく、これから一生を共に過ごすパートナーです。
2人で協力するということを、いつも忘れないようにしてくださいね。

<今日の一言>
説得するのに重要なのは、2人で問題を共有すること

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この記事の著者

tamaライター・編集

ライター兼編集手伝い
2015年2月に、準備期間2ヶ月という超特急結婚式を終えたばかりの新人。
趣味はネトゲとTRPGとプリザーブドフラワー。
(写真は手作りのフラワーリングピロー)

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