子供の行動は予測不可能?ほのぼのトラブル

子供の行動は予測不可能?ほのぼのトラブル

結婚式の緊張した空気を和ませてくれる、子供の参加する演出です。

挙式の入場の際に、新婦の前で花を撒きながら入場するフラワーガール。
ウェディングドレスの長い裾やベールの裾を運ぶトレーンベアラー(ベールベアラー)。

その愛らしい姿が、結婚式を華やかに、そして和やかにしてくれるものです。

しかし、やっぱり幼い子供。
練習では上手くできても、式本番では思わぬ失敗をしてしまうことも…。
そんな体験談を新婦様のご友人、千紗さん(仮名)から投稿していただきました。


友人のSの結婚式に参列した時のお話です。

Sの結婚式での夢は、自分の姪と甥にフラワーガールとベールベアラーをやってもらうことでした。

そもそも、結婚願望がまるで無かったSが付き合っていた彼氏と結婚したいと考えるようになったのも、姪と甥のような可愛い子供が欲しいと思ったから。
ですからSにとっては、それは何よりも大事な演出だったのです。

Sはフラワーガールの役を5歳の姪っ子ちゃんに、そしてヴェールベアラーに3歳の甥っ子くんに頼んだと嬉しそうに話していました。
想像するだけでも可愛いらしさたっぷりです。

そして、結婚式当日。
アットホームな結婚式がテーマで、挙式と披露宴に招待したのは親兄弟とその家族、それに私のようなごくごく親しい友人のみでした。
Sのこだわりも事前に色々と話を聞いていたので、きっと素敵なお式になるだろうと私も楽しみに参加させてもらいました。

扉が開いてワーグナーの結婚行進曲が流れるとともに、お花を撒きながら入場してくる姪っ子ちゃん
それに続いて、父親と腕を組んだ花嫁が厳かな表情でチャペルに入場してきました。
緊張と感動の一瞬です

ところがその感動を台無しにしてしまったのが、花嫁の後ろから現れた、ヴェールベアラーの甥っ子くんだったのです。

子どもたちのあまりの可愛いさにSのお姉さんの旦那さんがビデオを回していました。
しかし甥っ子くんはそのビデオカメラが気になってしまい、バッチリとカメラ目線を送りながらその場で立ち尽くしてしまったのです

そんな様子に全く気づかず、一歩一歩、感無量といった気持ちでバージンロードを歩く花嫁。
足を踏み出した次の瞬間に頭頂部を後ろに引っ張られるような違和感を覚えました。

「ビリビリ!」
という小さな音が、厳かに静まり返った式場に響きました。
っ子くんにひっぱられた状態のヴェールが花嫁の頭から外れるのではないか?
皆が心配したその時、「何が起きたの?」と後ろの見えない花嫁が驚いて振りかえろうとしてバランスを崩し、転んでしまったのです。

腕を組んでいた花嫁の父も慌てて花嫁を支えようとして、腰を傷めてしゃがみこんでしまいました
幸い、式が中断するほどの大怪我ではなかったようです。
支えられて立ち上がったお父様と、介添えさんの手によって急ぎ修復されたヴェールで、そのまま式は再開
甥っ子くんも今度は上手く歩くことが出来、無事、挙式は終了しました。

当時はヒヤヒヤしましたが、Sのお姉さんの旦那さんが撮影していたビデオにはその一部始終が映っていて、今ではほのぼのとした笑い話になっています。


<本日のケーススタディ>

千紗さん、ありがとうございました。

今では笑い話ということですが、式本番中に腰を痛めてしまった新婦様のお父様にとっては本当に災難なことでしたね…。
大事がなかったとのことで、本当に良かったですね。

結婚式において、新郎新婦の近親者のお子さんにやってもらう役割はいくつかあります。
それぞれ適正な年齢があるので、以下に整理して見てみましょう。

  1. フラワーガール
    式場へ花を撒きながら入場し、花で場を清める役割です。
    一般的には4歳~8歳以下の女の子が、女の子がいなければ男の子が行う場合もあります。
  2. リングボーイ
    結婚指輪を載せたリングピローを祭壇へ運ぶ役割です。
    一般的には4歳~8歳以下の男の子が、男の子がいなければ女の子が行う場合もあります。
  3. ヴェールベアラー(トレーンベアラー)
    バージンロードで花嫁の後ろを歩き、花嫁の長いヴェールの裾(またはトレーン)を運ぶ役割です。
    一般的には6歳~9歳の男の子・女の子が行います。また、2人ペアでやってもらうことが多いようです。

他にも、新郎新婦へ花束や、結婚証明書を渡す役などをしてもらうこともあります。

このうち、特に③ヴェールベアラー(トレーンベアラー)は、比較的年上の子供にお願いするのが良いとされています。
花嫁の長い裾を運ぶのは、小さな子供では難しいためです。
また、千紗さんの体験談のように、失敗すると花嫁を転ばせてしまう恐れもあるので、小さな子供一人に任せるのは避けるのが無難かな、と思います。

どの役割にも共通して言えることですが、やはり小さな子供にとって式の中で自分の役を果たすということは、緊張感もあり、恥ずかしさもひとしお。
ちゃんとやり遂げてもらうには大人からのフォローが重要です。

具体的には、

  1. リハーサルに参加させる
  2. リハーサルや本番直前には、両親から不安を和らげてあげるようフォローする
  3. できるだけ2人ペアでやってもらい、一人ではない安心感を与える

といったことに気をつけるといいでしょう。

また、4歳以下のお子さんが役につくときは、できるだけ年上のお子さんとペアで。
あるいは、大人が常にそばでフォローできるようにエスコートするといいでしょう。

筆者である私の結婚式では、友人の娘(3歳)に結婚証明書を祭壇へ運ぶ役割をお願いしていたのですが、やはり緊張のためか動けなくなってしまいました。
そのため急遽、その子のお母さんが娘と結婚証明書とを抱えて祭壇へ運んでくれたのでした(笑)。

基本的には、子供に役割を与えても、高い確率で失敗するということは念頭に置いておきましょう。
お子さんに演出へ参加してもらうときは、緊張で出てこれなくなってしまった時のことも想定しておき、
「失敗してもいい思い出」
という気持ちでお願いするのがいいですね。

<本日の一言>
子供の演出参加は、失敗前提で計画を!

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この記事の著者

tamaライター・編集

ライター兼編集手伝い
2015年2月に、準備期間2ヶ月という超特急結婚式を終えたばかりの新人。
趣味はネトゲとTRPGとプリザーブドフラワー。
(写真は手作りのフラワーリングピロー)

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