
私の高校時代からの友人はウエディングドレスのパタンナーをやっています。
昔から「私が結婚式するときになったらウエディングドレスを作ってね」と約束していました。
そしてついに結婚が決まり、彼女にドレスを作ってもらえることに。
二人で雑誌を見ながらああでもないこうでもないと意見を出し合って、
素敵なドレスを作ってもらうことができました。
しかも製作費として渡した10万円だけでほぼ完成させてくれたのです。
お礼は後で別に支払いましたが、
こんなに安くフルオーダーでドレスを作ってもらうなんてなかなか出来ません。
その後、ヘッドドレスや靴など、普通だったらこまごまとお金がかかるところ、
彼女が自分の会社からレンタルしてくれたものをほぼ無料で使わせてもらい感激。
色々と出費がかさむ日々だったので、本当に感謝していました。
そしてドレスを式の前日に式場に持ち込みに行きました。
そこで式場の衣装担当の方のチェックが入ります。
「あら、あなたコレでっかい穴が空いてるわよ!」と担当のおば様が叫びました。
なんと、ヴェールの裾部分に直径5センチくらいの丸い穴が!!
いやー!頭が真っ白になりました。
どうしよう、いまからヴェールを用意すると言ったって大変です。
しかもクラシカルなドレスに、このロングヴェールがぴったりだったため、
どうしても諦めきれません。
このヴェールも彼女が会社から持ってきてくれたサンプル品。多少難があっても文句はありませんが、
こんな穴があるとは…。
結局、生地がよれてしまうということで穴を縫うことも断念。
穴が目立たないよう、ヴェールを少し折りたたんで式本番に臨みました。
ヴェールが映える真っ赤な絨毯の教会だっただけにちょっと残念でした。
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