伯父さんはアマチュアカメラマン 張り切った結果は…

伯父さんはアマチュアカメラマン 張り切った結果は…

結婚式・披露宴でのゲストによる写真撮影。
撮ってもらう側も嬉しいし、撮る側も幸せな気持ちになれるものですよね。

だけど、そんな写真撮影でとんでもないアクシデントが……。

今日ご紹介するのは、そんな衝撃的なシーンを目撃してしまった、新婦様のいとこ、貴子(仮名)さんの体験談です。


私の従姉妹の結婚式の時のことです。
私には写真が趣味の伯父がいるのですが、この伯父はそれまでにも何度か身内の結婚式でスナップ写真を撮ったことがありました。
そこで、従姉妹の結婚式でもスナップ写真を撮ってあげると言ってくれたそうです。
当初はプロに撮影を頼もうと思っていた新郎新婦は、気さくで優しい伯父に写して貰ったほうがよりリラックスできると思い、安心してお願いすることにしたそうです。

挙式や控室での新郎新婦やゲスト達の様子はもちろん、緊張している新郎新婦があまり見ることができない会場内のお花やお料理まで、いろいろな写真を丁寧に何枚も撮影していました。

しかし、会場にウエディングケーキが運ばれてきた時のことです。
いち早くケーキの写真を撮ろうと、伯父が小走りでウエディングケーキに近づいたところ足がもつれてしまい、まるで漫画のように顔からウエディングケーキにダイブ
伯父は無事でしたが、ケーキが悲しい状態に……。

このウエディングケーキは、二人の思い出をパティシエさんに伝えて作って頂いた思い入れのあるデザインだったそうです。
まだ二人ともどんな仕上がりになったのか見ていなかったので、とても楽しみにしていたということでした。

笑うに笑えず、静まり返った会場は、なんとも居心地の悪いものでした。

大きなウエディングケーキですから、すぐに新しいケーキを用意するということもできず。
結果、ケーキ入刀も、デザインを見ることもできませんでした

ですが、この後、とても感動しました。

会場の方と司会者が機転をきかせてくれて、デザートで出されるプチケーキを持ってきて「ファーストバイト(食べさせあい)でお祝いしましょう!」ということに。
新婦にケーキを食べさせた時、不意にこぼれた新婦の涙を新郎が指でぬぐう姿に、ジーンとしました。
そして会場は大きな拍手に包まれ、二人の顔にも笑顔が戻りました。
そのあとは、問題もなく順調に進み無事結婚式を終えることができました。

後日、伯父が出来た写真とお詫びの品を持って、新郎新婦の家へ行ったときのことを聞きました。
謝っても謝りきれない伯父に対して、攻める言葉でも怒りの言葉でもなく、新婦は「最高の思い出をありがとう」と言ってくれたそうです。
写真に写された皆さんの笑顔、自分では見ることのできない新婦のうしろ姿やヘアの感じを細かく写真に残してくれたこと。
会場の機転のありがたさや、ハプニングがあった時の新郎の温かい対応と愛情を感じることができたのは伯父さんがいてくれたからだと言ってくれたそうです。

そのことがあってから、伯父は小走りしなくなったそうです。

従姉妹達にとっても、伯父にとっても、私にとっても忘れることの出来ない、笑えて心が温かくなる素敵な結婚式でした。


<今日のケーススタディ>

貴子(仮名)さん、ありがとうございました。
司会者のフォローもよく、新郎新婦のお二人や出席した皆さんの温かい雰囲気が伝わってくるようなエピソードでした。

しかし、上手くフォローはできたものの、やはりウエディングケーキのことは残念だったと思います。

そこで本日は、結婚式・披露宴における写真撮影について注意するべきことを考えてみたいと思います。

  1. 進行の確認
    婚式及び披露宴は、細かなスケジュールに沿って進行しています。
    シャッターチャンスを逃さないよう、撮影する方は進行スケジュールを予め確認しておく必要があります。
    今回の件のような場合であれば、式場担当者から撮影するゲストへ、詳細なスケジュール表を渡してもらうのがいいですね。
  2. 式場側への確認
    撮影を行うことについて、あらかじめ式場のスタッフと相談し、撮影してもいい場所やタイミングを確認するようにしましょう。
    可能であれば、式のリハーサルにも参加させてもらえばベストです。
  3. 下見
    式の開始前に会場の下見をし、撮影ポイントと撮影する場所のチェックをしましょう。
    新郎新婦がどこを通るのか、メインテーブルの位置、ウエディングケーキの位置などを確認することが重要です。

写真撮影がプランに含まれており、プロのカメラマンに撮影をお願いしている場合であっても、それとは別に写真を撮影してくれるゲストがいらっしゃる場合も多いと思います。
そのような方には、新郎新婦から上記の3点を前もって連絡しておくと式の進行を妨げること無く、良い写真を撮影することができるでしょう。

また、可能であれば写真撮影はできるだけ、本命のプロをお願いしておいて、ゲストをあまり撮影にだけかかりっきりにさせないようにすることも、必要な心配りかなと思います。
今回の件での伯父さまも、
「自分が全部の写真を収めないと」
というプレッシャーを感じていたために、失敗してしまったのかもしれません。
2人を祝福するために出席してくれたゲストには、できるだけゆっくりと楽しい時間を過ごして頂くのが良いと思います。

<今日の一言>
急がず慌てず撮影するには、事前の準備が重要!

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この記事の著者

tamaライター・編集

ライター兼編集手伝い
2015年2月に、準備期間2ヶ月という超特急結婚式を終えたばかりの新人。
趣味はネトゲとTRPGとプリザーブドフラワー。
(写真は手作りのフラワーリングピロー)

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