一番乗りの悲劇!新しいもの好きもほどほどに

一番乗りの悲劇!新しいもの好きもほどほどに

少し前までは、結婚式をしないで入籍のみのいわゆる「ジミ婚」の比率が大変高くなっていました。
しかし、ここ数年、
『やはり結婚式を小規模でもいいのでやりたい!』
という意見が多くなってきており、それに伴って、新しい結婚式場があちこちでオープンしています。

結婚情報誌を見ても、
『NEWオープンの会場特集』
なんかもあって、新しくてきれいで最新設備もあって…という歌い文句についつい惹かれがち。

しかし、会場が新しいということは、いいことばかりでも無いようで…?

今回、ご友人の結婚式に参列した弘美さん(仮名)が寄せてくださったのも、そんな体験談です。

「新しいもの好きの新郎新婦が選んだのが、地元にオープンしたばかりの結婚式場での一番最初の結婚式。

挙式当日、こけら落としの盛り上がりに包まれる会場に到着しました。
さすがに会場はきれいで今風でオシャレだし、最新の設備もあるしで、主役の新郎新婦は満足そう。

しかし…一歩引いて参列者の目線で見てみると、どうにもスタッフの方が不慣れなのがバレバレ

控室からの誘導では別の会場に案内してしまったり、バルーンを飛ばすタイミングを間違えたり…。

『もしかして、スタッフも全員未経験の新人…!?』

といささか心配になりました。

しかし、不安な要素はあったもののなんとか挙式が終了。

いよいよクライマックスの、新郎新婦がチャペルの鐘を鳴らす、という場面になりました。

豪華に鳴り響く楽器隊の生演奏と、音に合わせて紐を引っ張る新郎新婦。
おめでとう…!と拍手をする参列者一同…という予定でした。

だがしかし鐘が鳴らない。何度引っ張っても鳴らない。
スタッフさんも特に思い当たる原因がないらしく、オロオロするばかり。
機転を利かせた楽器隊が鐘の音っぽい音を鳴らして誤魔化し、なんとなくその場を濁して終了。

そのまま同じ式場内の会場で、披露宴に。

『大丈夫かなあ…』
と思っていましたが、そこまで大きなトラブルもなく、和やかに進行する披露宴。
このまま無事に終わるのかしら、と安心し始めていたその時です。

『ジリリリリリリリリリ!!!』

突然会場内に大音量の火災報知器の音が鳴り響いたのです。
驚いて固まる新郎新婦と参列者。
しかしそんな我々を残して、あろうことか、スタッフの方は誘導するでも落ち着きを促すでもなく、全員でバタバタと会場から駆け出してしまいました!

会場内は招待客と新郎新婦、それと学生バイトであろう配膳の方だけになりました。

逃げたほうがいいのか、逃げるとしても非常口の場所もわからない、そんな不安な状態で誘導もないまま放置され、ザワつく招待客。

数分後、戻って来たスタッフさんにより
『誤作動でした』という説明が一言あったのみで、披露宴を続けようとしましたが…。
せっかくの感動ムードに水をさされてしまったようで白けた雰囲気のままお開きに。

後日、友人である新婦から聞いた話によると、
もうひとつの会場のオープンキッチンでフランベショーをやっていたとのことでした。
その際想定していたよりも火力が強くなってしまい、それを火災報知器が感知してしまったそうです。

もともとオープン限定の格安プランだったから仕方ないよ、と新婦は言っていましたが、本人もいくら格安でもここまでのことは想定していなかったようで。
誤作動が起きることは仕方がない、ただしそこで招待客を放置したことだけは許されることではない。という意見を言って改善を求めたとのことです。

新しく出来たばかりの式場は、最新の設備や綺麗な会場で良い部分もたくさんあると思いますが、こういった想定外のトラブルが起きやすいものだと改めて感じました。


弘美さん、体験談ありがとうございます。
そして、お疲れ様でした・・・。

確かに新しい結婚式場での挙式で限定数募集している
「オープン限定モニター価格」
のようなプランはかなりの割引率ですし、何より最新の式場を使えるという優越感がありますよね。

しかし、通常であれば式場自体は新しくても、必ず他会場で経験を積んでいるスタッフを入れたり、事前に模擬挙式を行ったりして、進行の確認をしているもの。

こちらの会場はそういう事をしていなかったのではないか…と感じますね。

結婚式のような大きなイベントは、設備や会場の力も大事ですが、場の空気を操作するスタッフさんの臨機応変力や、スムーズな進行の慣れも大きな成功要素。
古いからベテランスタッフが多いから良い、新しいから設備が最新で良い、と一概に言えるものではありません。

口コミサイトにまだ載ってないようなNEWオープンしたばかりの式場であれば、即決せずにせめて一回、模擬挙式を見てから決めたほうが安全かもしれませんね。

もちろんその頃には、オープン特別価格も無くなっているでしょうし、一番のりでもないでしょうけれど…。
でも、オープン特別価格とはいえ、何十万、何百万円の支払いがあることには間違いありません。
その金額で失敗の思い出を買うかもしれないリスクと比べたら、一番のりでなくても、確実に安心できたほうがいいのではないでしょうか?

<今日のひとこと>
目先の新しさと価格の安さに飛びつき過ぎない!

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この記事の著者

tamaライター・編集

ライター兼編集手伝い
2015年2月に、準備期間2ヶ月という超特急結婚式を終えたばかりの新人。
趣味はネトゲとTRPGとプリザーブドフラワー。
(写真は手作りのフラワーリングピロー)

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