指輪とメガネと一気飲み

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結婚式でのトラブルというと忘れられないことがあります。

結婚式は市内のホテルで行いました。
私は紋付き袴、妻は白無垢の着物に着替えてから
神主役の方や巫女役の方と顔合わせをしてとりあえず式の流れだけを聞きました。

しかし、式場の様子や妻の着物姿等、
周りのものがすべて気になってほとんど話は頭に入らぬまま式を迎えました。

しかし、式が始まって神主役の方が何かするように言われているようなのですが
どうもわからずオタオタしていると、横にいる巫女役の方がちゃんと、
そっと「御立ちください」とか「お座りください」とかいうふうに、
小さな声で指示を出してくれました。

三々九度の時も我を忘れた私は、一度で飲んでしまおうとしてしまい、
隣の巫女役の方や妻に「違う!」と小さな声で言われました。
しかし気づいたときにはもう杯は空っぽ。仕方なく飲む真似だけして返しました。

それよりも大失敗は指輪でした。
指輪を相手のや美にはめてあげるようにと出されたのですが、
どっちがどっちの指輪化がさっぱり見分けがつきませんでした。

仕方がないので適当に片方を取り、妻の薬指にはめました。
すると運の悪い事にそれはつまり薬指の根元まですっぽり入って余裕がありました。
「私用」の方を妻にはめてしまったのです。

と言って、いまさら「間違えました、もう一回」と言って
厳かな雰囲気を壊すこともできずにいました。
仕方がないので妻は小さい指輪を無理やり私の薬指に入れました。

しかし指輪は私の薬指の詰めの下あたりまでしか入らず、
思わず「痛っ」と言いかけて我慢しました。
妻もそれ以上入れるのをあきらめていましたが、
うつむいて笑いをこらえているようでした。

指輪は途中で止まってしまっているので、
指をまっすぐにすると落ちてしまいそうでした。
仕方なくずっと左手はグーのままにして、
指輪を落とさぬよう気を付けながら残りの式を進めました。

何をやっているのかよくわからぬことをさせられ、失敗ばかりが続いていた結婚式でした。

二人で写真を撮るときに
「眼鏡が少し曲がっています」とカメラマンさんが言ったので、
てっきり私に言われたものだと思い、自分でメガネを自分のいいように直しました。

と、その瞬間周りから「あーっ」という声。
びっくりしていると着付け係の人が飛んできて、
また着物の折り目や裾のずれなどを位置から直し始めました。

どうやら私は「人形のようにじっとしておれ、
すべてこっちでするからいらぬことはするな」と言われているのと同じだという事に気づき、
何だか「面白くないなぁ、はらたつなぁ」という気分になったこともしっかり覚えています。

しかし一生に一回の結婚式、
いろいろありましたがとりあえず最後まで無事に終える事が出来ました。
後でよく考えると、式を取り仕切ってくれた人たちにずいぶん迷惑かけてたんじゃないのかなぁと、
反省しきりでした。

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この記事の著者

RYUJI管理人

名前:RYUJI
1973年1月生まれ。やぎ座のA型。ヘビースモーカー。2002年に結婚→2009年に離婚。バツイチ。
結婚記念日と離婚届提出日が同じという奇跡を経験。映画とドキュメンタリーをこよなく愛す。

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